屋外型収納ボックスの選び方

低温だけでないAED屋外設置のリスク

AED屋外設置での低温リスクについて、テレビや様々な記事などで目にすることも多いかと思います。

実は屋外設置では、低温はもちろん特に直射日光による高温には注意が必要です。

真夏の自動車内のように直射日光を浴びた収納ボックス内の温度を想像してみて下さい。

気温を大きく超える高温環境にAEDは晒されることになります。

日差し影響は全国どこでも

気温がAED保管の適正温度を超えていなくても、直射日光が当たればボックスの中の温度は上昇してしまいます。

実は日差しの強さは全国的に大きく変わらないので、全国どんな所であってもボックスの中の温度がAED保管の適正温度を超えてしまうリスクがあるのです。

そのリスクを飯田電子設計のボックスは解決が出来ます。

※環境省が算出の47都道府県別の年平均日射量による。

そのAED、いつでも使えますか?

AEDは公共施設などに数多く設置されていますが、不在時や夜間など使えない時間も多くあるのが現状です。

1台のAEDが使えない時間がないように24時間365日いつでも使えるようにするのは大きなメリットです。

※飯田電子設計のボックスには盗難対策としてブザー(アラーム)等の基本の防犯機能がついています。

屋外設置で解決するべきは温度

屋外設置で考えなくてはならないのは、防水防塵はもちろんですが「温度」が重要です。

AED保管の適正温度はメーカーや機種によりさまざまで、それを守らず保管し続けるとAEDが正常に動作しない恐れがあります。

温度管理のポイント

飯田電子の電源レスボックスは特殊構造でAEDを温度の問題を解決することができ、独自の二重構造で高温、気密断熱で低温からAEDを守ります。

保管の適正温度が厳しいAEDや寒冷地は、電源付きの収納ボックスがファンやヒーターを使ってAEDを守ります。

温度管理出来ないボックスを使って屋外設置することは危険です。AEDを保管の適正温度で保てるボックスを使って屋外設置するのは大切なことなのです。

温度管理出来ないボックスのリスク

直射日光の当たる場所や冬の寒くなる場所で温度管理をせずにAEDを屋外設置するということは、AEDが使えなくなるリスクが大きくなります。

体に貼り付けるパッドや本体が正常に働かず、いざという時にAED本体が使えない可能性があり危険なことなのです。

屋内用ボックスは温度管理や防水(耐水)、防塵(ほこり等)のことを考えて作られていません。

24時間365日不在時や夜間でもAEDが使えるよう屋外に出すことにしても温度管理をしないことで、AEDがいざという時に使えなくては屋外に出すメリットもなくなってしまいます。

※飯田電子設計のボックスは防錆対策を施していますが、重塩害対策については別途オプションとなります。

大切なのは4つの要素を満たすこと

AEDを屋外に出すために考えなければならない4つの要素は、

  • 低温
  • 高温(直射日光)
  • 防水
  • 防塵

この4つで、どれかひとつ足りなくてもリスクとなります。

保管の適正温度よりも高すぎたり、低すぎたりする温度でAEDを保管し続けるとAEDが正常に動作しない恐れがあります。

ですから、屋内で使用するボックスではなく、この保管の適正温度を守れる収納ボックスに入れて屋外に設置する必要があるのです。

※飯田電子設計では、AEDを野外に置くためのキャビネットや収納ケースのことを「屋外型AED収納ボックス」と位置づけています。
また耐水や耐ほこりに対する性能のことを「防水防塵性能」と呼んでいます。

飯田電子設計のボックスラインナップ

型式 機能
AED310K/AED310KB 真夏の直射日光による高温と冬場の氷点下に対応(電源レス)
AED220K/AED220KB 真夏の直射日光による高温と寒冷地の低温に対応(要100v電源)
AED500K/AED500KB 真夏の直射日光による高温に対応(電源レス)
AED400K/AED400KB 外気の高温低温影響を緩やかにする(電源レス)
※直射日光下の設置をお勧めしません。

※飯田電子設計では、AEDを野外に置くためのキャビネットや収納ケースのことを「屋外型AED収納ボックス」と位置付けています。
また、耐水や耐ほこりに対する性能のことを「防水防塵性能」と呼んでいます。